適応指導教室を利用して不登校から学校復帰する3ステップ

適応指導教室の不登校
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不登校向けの適応指導教室に通って学校復帰する!

適応指導教室に通って不登校から学校復帰する子が増えています。自宅にひきこもっている不登校の子に、社会とのつながりを与えてあげられる場所です。教育委員会が運営しているので、出席のカウントがされるので、内申点が悪くならない。適応指導教室を利用して学校復帰する具体的なステップをお教えします。

適応指導教室はフリースクールとは違い、費用も必要ありません。教育委員会を通じて気軽に相談できて、通う事ができるので安心です。不登校のお子さんがいる場合、一度は通学を検討される事をおすすめします。

適応指導教室とは

各教育委員会が、不登校の小中学生向けに通える教育施設として設置したものです。元校長先生などが管理者として配置されて、指導員の先生が数名います。中には、臨床心理士などがいたり、カウンセラーが週に1度程度おり、カウンセリングを受ける事ができます。適応指導教室の他に、中間教室、ふれあい教室、あすなろ教室、心の教室などと呼んでいるところもあります。他にはフリースクールという民間の受け入れ支援施設もあります。『不登校フリースクール選び3つのポイント』で詳しく紹介しています。

活動内容

適応指導教室によって、具体的な活動内容は異なります。基本的には、教室内にいる不登校の生徒同士で共同作業を行って人間関係に慣れさせることをします。同時に、カウンセリングや相談を定期的に行うことで不登校の子の心の状態や変化を見ます。学校へ戻すタイミングを計ってくれるので安心ですね。また、学習サポートとして、学校の宿題や授業内容をカバーしてくれるので、家庭教師代わりに利用することもできます。

どうしても学校へは戻れないけれども、ここで友達を作って、明るく元気な子供に戻っている不登校の子もたくさんいます。ただし、地域に1つの適応指導教室なので、通学が電車やバスでも難しい子もいます。通学が難しい場合は、無理して通う事を子どもに強制しない方がいいです。

各適応指導教室では、教室長の先生の個性が出てきます。指導方法や教室の雰囲気は、様々です。地域によって、教室のある場所も違います。小学校や中学校の中にある地域もあります。不登校の子にとっては、合う、合わないがあります。しっかりと、子どもと相談して決めるといいですよ。

学校との関係性

適応指導教室では、学校と情報連絡を行っています。日々の様子やカウンセリングの様子、学校に対する思い、学習状況、家庭状況などを担任の先生やスクールカウンセラーへ連絡して、対応策を決めてくれます。適応指導教室へ通わせている保護者からも日頃の様子を担任の先生へ伝えることにしてください。

あくまでも、学校復帰のステップとして適応指導教室が存在しています。適応指導教室に通っていることで安心せず、学校との関係を保護者自身も作り続けるようにしてください。教室に通えば、出席扱いにしてくれるので、校門に入れない子をそのまま車で適応教室まで連れて行き、出席扱いにしていたお母さんもいます。少しの努力ですが、中学生にとっては高校受験で有利になります。

適応指導教室を利用して学校へ戻る3ステップとは?

今、不登校の保護者で適応指導教室を上手に利用して、学校復帰している方が増えています。3つのステップを順番通りにやってみてくださいね。

ステップ1:友達関係を作る

不登校の子は、人間関係を作るのが苦手です。特に初めての人と作りにくいです。まずは、適応指導教室にいる他の不登校の子と友達関係を作らせます。友達と言っても深い関係になる必要はありません。教室では話せる関係で十分です。最初から慣れることは珍しいです。自分が不登校だという負い目があるので、自分を出せません。少しずつ関係を作れるようになります。

これには適応指導教室のサポートが必要です。任せっきりにするのではなく、しっかりと相談のうえで決めてください。

ステップ2:カウンセリング

教室で過ごすことが慣れたら、次はカウンセリングで、「今後、どうするのがいいと思う?」と子どもに尋ねるようにしてください。子どもの意思を親ではなく、教室から聞いてみるといいです。こうすることで、この教室にずっと長く居続けるのはダメなんだと意識させることができます。

あくまでも学校へ戻るためのステップとしての適応教室です。それを明確にさせるためのカウンセリングです。ここでも、適応教室と何を子どもに聞くのか、どの方向へ仕向けるのかを決めてからカウンセリングをするようにしてください。

ステップ3:別室登校へ

子どもが「学校へ行こうと思います。」と言ったら、適応の先生に別室登校を勧めてもらうようにしてください。親の方から言わない方がいいです。あくまで、子どもの方から学校へ戻る、と言わせることが重要です。無理に言わせたりしないことです。そして、三者面談の形をとって、今後の方向性を親子で一緒に決めることです。最初から教室へ戻るのは多くの不登校の子は難しいです。だから、別室登校がおすすめです。

家庭で親ができないことを適応指導教室を利用することで可能になります。親の代わりに先生たちに子どもの本心を聞いてもらうことができます。ぜひ有効活用して学校復帰を実現してください。

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