不登校を保健室登校から教室復帰させる3ステップ

保健室登校の不登校
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保健室登校から抜け出せない不登校の子

保健室登校を続ける不登校の子が増えて来ています。教室へ入れない不登校の子にとっての居場所になっています。教室にいるだけで頭痛になったり、お腹が痛くなる子が保健室に入ると静まって行く事があります。学校の中にある唯一の安心の場所になります。しかし、保健室登校が続き、教室復帰できない子が多いです。保健室から教室へ戻る為の3ステップについて教えします。

相談室や別室の無い学校では、保健室が不登校の子の集まる場所になっています。養護教諭(保健室の先生)は、担任の先生とは違う視点で話を聞いてくれるので、安心できます。安心が強すぎて、教室へ戻れなければ、勉強も遅れ、友達関係も悪くなります。しっかりと教室へ戻す手立てを持ちましょう。

不登校は保健室登校を利用すべき!

もし、不登校で学校へ行けない状況が続いているなら、最初から教室へ向かうのではなくて、保健室を利用すると良いです。実際、保健室登校から教室へ戻れた子もたくさんいます。保健室登校の良い点と悪い点について話します。

保健室登校の良い所

保健室は常に養護教諭(保健の先生)がいるところです。空いた教室を利用した別室登校の場合、先生が居ない時間帯があります。そうすると、何もやる事が無くて、ただ時間が過ぎるのを待っているだけになります。

保健室だとやる事がたくさんあります。保健室の先生の仕事を手伝う事ができます。全校生徒に配布する物で会ったり、衛生に関するポスター作製だったり、忙しいです。その手伝いをする事で時間もすぐに経過していきます。

また、先生が話をしっかりと聞いてくれるので、カウンセリングを受ける事ができます。体調が悪い時にはベッドで休むこともできます。それに、保健室にいることで、クラスメイトには「体調が悪い」と言い訳にできます。

保健室登校の悪い所

他の生徒の出入りがあるので、クラスメイトが入ってきたら、何か言われる可能性があります。同じような不登校の子が各クラスから集まっているので、保健室が不登校の子で一杯になっている場合もあります。学校によっては、保健室の前に列ができている場合もあります。

保健室の居心地が良すぎて、教室へ戻ろうという気持ちが出てこない場合がほとんどです。長期間はよくないです。保健室の先生は、本当に風邪や病気で来る生徒の面倒をみるのが仕事です。不登校の子に100%エネルギーを注げません。

担任の先生との関係もそれほど通じているわけでもないです。教師とは違うので、常日頃から連絡ができているわけではないです。

保健室から教室復帰させる3つのステップとは?

保健室登校できる子は、上手にやれば教室に戻る事ができます。そのためには、いくつかのステップを確実に踏む事が大切です。学校での話ですから、保護者が関われないと思わないで下さい。先生や子どもを後ろから背中を押すのは保護者の役目です。

ステップ1:担任との関係改善

保健室登校をすると、学校に行けている感覚は子どもにあります。そして、保健室の先生との仲も良くなります。でも、目的は教室復帰です。教室にいる担任の先生との関係が良好でなければ、子どもは不安を覚えます。そこで、まずは担任の先生が保健室に1日1回は顔を出すようにしてもらうことです。

1分でもいいから顔を見て、様子をうかがう事が信頼関係を作ります。「担任の先生は、見放しているんだ。」と思わせてはいけません。

「子どもは先生の顔を見ると安心するんです。お忙しいとは思いますが、1分でもいいので子どもの様子を見ていただいても良いですか?」と、頼んでみて下さい。学校の先生は忙しいです。何も言わなくても、子どもに会っているだろうと思っていても、そうはいきません。親からのプッシュが必要です。

ステップ2:友達と休み時間を過ごす

次は、クラスメイトの1人を保健室に行かせてもらうようにして下さい。教室に戻る時に、子どもが一番不安なのは、クラスメイトの様子です。自分の事を馬鹿にしている様子を想像しているので、その不安を払しょくしてあげる必要があります。

まずは1人からスタートします。2人ではないです。1人から次は2人、3人と日ごとに増やしていくのです。4~5人になったら、保健室で給食を一緒に食べさせます。そうやって、教室と同じ雰囲気作りをしていくといいですよね。

笑顔が出てきたらGOサインです。

ステップ3:教室へ戻る

帰りのホームルームや給食の時間だけ教室で過ごすことが良いと思っています。最初から朝のホームルームに参加させるのではなく、これも少しずつ戻していく。子どもによっては、教室以外の授業=体育・音楽・美術などの授業からやってもいいです。

ある担任の先生は、先生も一緒に保健室で給食を食べて、そのまま昼からの授業に参加させている人もいます。ここはしっかりと担任の先生と戦力や方針を話すと良いです。

先生によっては失敗する事を恐れて何もしない人もいます。今は親御さんの方が強い時代です。その事を念頭に置きながら、学校の先生と密に連絡を取って下さい。この3ステップをしっかりと行えば、保健室登校から教室へ戻れます。多くの皆さんがこの方法で教室復帰されているので、安心して下さい。

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