先生トラブル型不登校

先生トラブル型不登校
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先生との関係の悪化で学校へ行けない

不登校の子で、友達関係は良好だけれども、学校の先生との関係が悪く、トラブルを起こして不登校になる子がいます。担任の先生の大きな声が苦手だったり、先生の対応に不満がある、そもそも担任と生理的に合わない、顧問の先生が厳しくて行く事ができない、部活を辞めたいけど辞められないなどです。厳しく、自立させるという意図で指導をしている先生と、自分の事を理解してくれない苦しみで学校へ行けない子どもの間に親が立ってあげる必要があります。学校の先生との関係を良くして学校復帰する方法についてお教えします。

学校はあくまで集団指導なので、一人一人の生徒の気持ちを理解できない場合があります。特に、部活動の場合、クラスの生徒数以上に多くなります。そのため、全員の生徒に目配り出来ません。学校側の指導の限界も知りながら、先生の指導法と不登校の子どもの気持ちを理解していきましょう。

先生とのトラブルの主な2つの原因

先生との間で問題が起きるのは主に、担任と部活です。教科の担当教師との間ではあまりないです。学校側から見た不登校の子の捉え方を知る事で、解決の道が見えていきます。それぞれの先生におけるトラブルと子どもの気持ちを説明します。

①担任トラブル

不登校の子は繊細な感性を持っています。この感性を持つ子は、あるタイプの先生の荒っぽい対応に不満を感じたり、生理的に合わないと感じる事があります。クラスの席替えの方法であったり、掃除をふざけていた生徒への処分の方法であったりです。あるいは、先生が生徒を見下している状況そのものが嫌だと感じる子もいます。話し方や声のトーン、ボリュームが合わないと言う子もいます。

若い先生が持ったクラスなどで、生徒を上手くまとめる事ができず、教室内が騒がしくなる事で学校が嫌になる子もいます。完璧主義でプライドの高い子などは、先生との面談で喧嘩をして、先生の意見に納得する事ができず、学校へ行くのが嫌になる子もいます。

私たちにも合わない人がいると思います。それがもっと合わない人が先生となった場合、不登校になる子は耐えられなくなるのです。

②部活トラブル

部活の先生は、ある程度厳しい態度で生徒に接するのが常になっています。教室と違い、部活では全学年の生徒が集まっています。また、クラブによっては教室の生徒数よりも多人数になる事があります。そのため、一人一人の生徒の状況を見る事ができなくなるのです。

部活の指導の多くは、未だに「厳格自立型指導」がほとんどです。「成長自立型指導」ではありません。そのため、先生の権威が強くなり、その雰囲気に繊細な感性を持つ不登校の子は合わなくなるのです。

ある子は、クラブを辞めたいけれども先生が恐くて言い出せず不登校になっているような子もいます。体育会系の先生の中には不登校は根性がないだけで甘えていると思っている人も残っています。そうすると、休んでいる状況を許さない、厳しく対処しようとしてしまう人もいます。他の生徒が多くいる為、特別扱いを望まないのです。

親が担任と話しても、担任よりも年齢の高いクラブ顧問の場合、うまく対応してもらえません。

学校先生の雰囲気を変えて教室復帰する方法

先生トラブル型不登校の場合、親が先生との話し合いの機会を多く持つ事が必要です。担任・顧問だけでなく、上司にあたる学年主任や教頭先生も含めた話し合いが必要です。多くの親御さんは、その先生と直接話すだけで終わってしまい、先が見えなくなっています。

先生と話をする時にはポイントがあります。それは、先生の気持ちを理解してあげる事です。学校に限らず、社会は集団指導が基本です。特別扱いするのを嫌がってしまう傾向があります。ですから、不登校の子だけ特別に扱いたがりません。その気持ち、指導方法を理解してあげることです。

ここで使って欲しいのが「共感の会話法」です。不登校の子だけでなく、学校の先生にも使って下さい。とても効果があります。

そして、先生たちの多くは不登校の知識をあまり持っていない事実です。このことはあまり知られていません。学校の先生と言っても、不登校に関する知識は少ないです。これは仕方のない事です。学校の先生は授業・クラブ活動と休みなく働き続けています。そのため、新しい知識を持つ機会がありません。

ですから、不登校に関しては保護者の方が知識のある場合が多いです。共感の会話を使いながら、「不登校の子はどんな気持ちで学校へ行けないと先生は思いますか?」とか、「先生なら、どうやったら学校へ戻そうとされますか?」とか、「質問会話法」で先生の意見を引き出すと効果があります。

不登校は親の責任だと思っているような先生も、これらの会話の方法で雰囲気が変わっていきます。すごく協力的になります。

先生に対して色々言うのは、悪いことだと考えている、迷惑なのではないかと考えている保護者が多いです。先生たちはむしろ、保護者から色々と話してもらった方が行動しやすいです。モンスターペアレントなどの問題もあって、先生は保護者を恐れています。ですので、当たり障りのない対応をしてしまいがちです。それを乗り越えないと不登校解決は見えてきません。

まずは、しっかり当事者の先生と他の先生を巻き込みながら相談してみることからスタートしてください。

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